輸血の害
 

 

2015年 金子治男

コラージュ画/色鉛筆画

輸血は医学的に害がある

輸血は人の命を救うものだと多くの人は思ってますが、実際にはそうではありません。輸血の結果として、毎年幾千幾万という人々が死亡し、さらに大勢の人々が重い病気になり長期的な影響を被っています。(血22頁)
輸血は、毎年、日本において約120万人の人に行われています。そして、米国では1年間に120万ないし1400万単位(1単位140ml)の血液が輸血に用いられています。(血7頁 闇2頁)しかし輸血は多くの人々に医学的に害をもたらしているのです。例えばガン患者の手術をした場合に、輸血をした人よりも輸血をしなかった人の方が、はるかに回復力が良く、再発率が少ないのです。「ガン」という雑誌の1987年2月15日号によると、「結腸ガンの患者の場合、輸血をした患者は48%、輸血をしなかった患者は74%が5年間生き延びた」と述べています。(血7頁)又、カリフォルニア大学の医師達は、喉頭ガンにかかった人のうち、病気が再発したのは、輸血を受けた人の場合は65%、輸血を受けなかった人の場合は14%であった。と述べています。
(血8頁 闇66頁)
又、1989年に開かれた、アメリカ血液銀行協会会議によると、股関節置換術に際して輸血を受けた人の23%に感染症が見られ輸血を受けなかった人には感染症は全く見られなかったと報告されています。輸血には下記の感染症になる危険性があります。

エイズ(後天性免疫不全症候群)(HIV)、肝炎、梅毒、サイトメガロスウイルス、マラリア、
ヘルペスウイルス、感染性単核細胞病(エプスタインーバーウイルス)、トキソプラス症、
リーシュマニア症、ブルセラ症(波状熱)、疹チフス、フィラリア症、サルモネラ症、コロラドダニ熱、
(血9~10頁)

「US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート」誌1989年5月1号によると、米国では輸血を受けた人の、およそ5%は、肝炎にかかっています。その数は年間175000人に上ります。そのうち約半数は、慢性的な保菌者となり、少なくとも5人に1人は、肝硬変か肝臓ガンにかかります。 (血10頁)
「英国手術ジャーナル」誌(1986年10月号)は輸血が行われるようになる前、胃腸からの出血による死亡率は 、2.5%に過ぎなかった、輸血が習慣的になって以来、10%の死亡率を報告している。と述べています。(23頁)

輸血はガンを作る
喉頭ガンの場合輸血すると再発率は4.6倍に跳ね上がります。(血8頁 闇3頁)
ガン患者が輸血を受けると再発や死亡が増えます。輸血の重大副作用は「発ガン」と「再発」
つまり輸血は明らかに発ガン療なのです。輸血液は猛烈な発ガン剤なのです。(闇83頁)
輸血よりも安全で勝った治療
輸血は多くの感染症や合併症、そして死をもたらしますが、代用液を用いる方がはるかに安全で回復力があります。ではどんな代用液があるのでしょうか、例えば食塩水などは、簡単で費用も安く人間の血液と適合します。その他、デキストラン、ヘマセル、乳酸ナトリウム加リンゲル液、へスターチ(HES)などがあります。(血14頁)
しかし、体全体に酸素を行き渡らせるのに赤血球が必要なのに、無血性増量剤が効果を発揮するのはなぜかと思うかもしれませんが、人には酸素運搬能があるので、失血した場合でも、素晴らしい補充システムが作動するので、心臓は拍動の度に、より多くの血液を送り出し、適切な溶液によって失血の補充が行われるのであす。 (血14頁)
同じ血液型は一つも無い
血液型は一般には、A, B, AB, O型の4種類であると言われているが、それは、大ざっぱな
分類であって、実際には血液型は指紋と同じように、同じ血液型は一つも無いのです。
その故に輸血をすると、二つの血液が戦い始めパニック状態になり、血液は凝固機能を失い、
あらゆる組織で出血するようになります。患者は高熱で苦悶し多臓器不全で死に至ります。
( 闇15~16頁)
輸血を行うと、60人に1人の割合で、移植片対宿主病(GVHD)になります。日本では年間約
2000人が輸血を行ったためにGVHDにかかり命を失っているのです。(闇19頁)
輸血にはこれほど害があるのに、なぜ輸血をするのだろうか。それは医学界には、吸血ビジネスが関係しているからです。医学界にはブラッド・ダイヤモンドと言う言葉があるが、それは、血液はダイヤほど儲かると言う意味です。 (闇26頁)

医学博士であり、元厚生大臣の 坂口力 氏は公の席で次のように発言しています。
「私が関わっていた厚労省は、輸血した人の50%が輸血後肝炎にかかっていました。(闇34頁)

エホバの証人の輸血拒否は正しかった
1985年の出来事であったが、あるエホバの証人が、事故にあった子供の輸血を拒否した事件について、「血液の闇」と言う本(医学ジャーナリスト船瀬俊介氏と内科医 内海聡氏による
共著)この本の44頁には次のように書かれています。
「このとき、エホバの証人の父親は、海外の最先端の治療ガイドラインや考え方にも通じるような、無輸血で手術をしてほしいという決意書を出している。これは結果的に見ると、救命にとっても、正しい方針を主張したわけだが、医師たちは無知故にそれを受け入れることができなかった。無輸血でも手術して助けられるのだから早く手術してほしいと、両親やエホバの証人の信者たちから、説得されていたのは、むしろ医師のほうであったのである。そして結果的に輸血しなくても大丈夫だという説得の方が、医学的に正しかったということだ。これは現在の治療ガイドライン的に見てもそうである」。
カントンの犬の実験
1987年 生理学者カントンは、犬の血液を海水と入れ替え、海水は血液の代用として機能
する事を証明した。海水と入れ替えても、生命活動に妨げはなく、それどころか犬は実験前より生き生きとして活発になり、その後5年間生き続け、バスにはねられて死亡したが、この事故がなければさらに元気で長生きしたはずである。(闇157頁~162頁)

以上の事柄から判断して輸血は医学的にも科学的にも有害であり、無輸血治療の方がはるかに
安全であるという事が理解できる。

血の創造者である聖書の神は輸血を禁じている

因みに聖書全体は真の神から霊感を受けて書かれたものである。(テモテ第二3:16)
血の創造者である真の神は血液の性質を知っており輸血が有害である事を知っておられる故に輸血を禁止しているのである。神は全人類の先祖であるノアに対し次のように命じている。

「生きている動く生き物はすべてあなた方の食物としてよい。緑の草木の場合のように、わたしはそれを皆あなた方に確かに与える。 ただし、その魂つまりその血を伴う肉を食べてはならない。 さらにわたしは、あなた方の魂の血の返済を求める。すべての生き物の手からわたしはその返済を求める。 人の手から、その兄弟である各人の手から、わたしは人の魂の返済を求める。だれでも人の血を流す者は、人によって自分の血を流される。神は自分のかたちに人を造ったからである。」(創世記9:3~6)

神は古代イスラエル人に与えたモーセの律法の中で次のように命じている。

「いかなるものであれ血を食べるものがいれば、わたしは必ず自分の顔を、血を食べているその魂に向けその者を民の中からまさに断つであろう。肉の魂は血にあるからであり、わたしは、あなた方が自分の魂のために贖罪を行うようにとそれを祭壇の上に置いたのである。血がそのうちにある魂によって贖罪を行なうからである。それゆえにわたしはイスラエルの子らに言った。「あなた方のうちのいずれの魂も血を食べてはならない。あなた方の中に外国人として住んでいる外人居留者も血を食べてはいけない」。だれでもイスラエルの子らに属する者あるいはあなた方の中に外国人として住んでいる外人居留者で、食べてよい野獣または鳥を狩猟で捕らえた者がいれば、その者はその血を注ぎ出して塵で覆わねばならい。あらゆる肉なるものの魂はその血であり、魂がその内にあるからである。そのためわたしはイスラエルの子らにこう言った。「あなた方はいかなる内なるものの血も食べてはならない。あらゆる
肉なるものの魂はその血だからである。すべてそれを食べる者は断たれる。」 (レビ記17:10~14)

神は西暦1世紀のクリスチャンに対しても血を避けるように下記のように命じている。

「偶像によって汚された物と淫行と絞め殺されたものと血を避けるよう彼らに書き送ることです」。
(使徒15:20)
「偶像に犠牲としてささげられた物と血と絞め殺されたものと淫行を避けていることです。これらのものから注意深く身を守っていれば、あなた方は栄えるでしょう。健やかにお過ごしくだだい」。(使徒15:29)

神は人間の罪の贖いとして用いる時にのみ血の使用を許しておられるのである

「祭司は雄牛の血を取り、それを会見の天幕の中に持って行くように。祭司は指をその血に浸し、血の幾らかをエホバの前に、すなわち聖なる場所の垂れ幕の前に7回はね掛けるよに」。(レビ記4:5,6)

このような動物の犠牲の血は、イエス・キリストが人類の罪の贖いとして流される犠牲の血を預言的に表すものであった。エフェソス1:7には次のように書かれている。

「わたしたちはこの方(イエス・キリスト)により、その血を通してなされた贖いによる釈放、そうです、わたしたちの罪過の許しを、その過分のご親切の富によって得ているのです。(エフェソス1:7)

このように血は神聖なものであって、人類の罪の贖いのためにのみ用いるべきものであり、輸血などによって乱用すべきものではありません。

ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は射撃された時、命は取り止めましたが、血を禁ずる聖書の教えを無視し輸血を受けたために、死をきたす恐れのある、サイトメガウイルスに感染し退院後非常な苦しみを経験し再入院する事になりました。 (血9頁)