遠大なる宝柱
 

  1981年 金子治男 35歳

肉筆画/複製画 42×29.8cm

始まりは無から生ずる。多くの物には始まりがある。中央に位置する。無の一点、そこから凡ての物が始まったのである。恰も宇宙の始まりを表すかのようである。宇宙は光の速さの半分の速度で膨張しているといわれている。その宇宙の発展と成長、それをたたえるかのように、遠大なる宝柱は成長を続けて行くのである。この全ての物の始まりは何処から生ずるのか、それを究明せよ、それを究明する事が人類と全宇宙の謎を解く鍵である。