太陽系巡り
 

  1982年 金子治男

アクリル画 F4号

太陽系は水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8惑星と、冥王星などの準惑星、これに属する100個余りの衛星、7万個以上の小惑星および彗星などを含む。彗星の軌道面を除けば、これらの諸惑星の軌道はほぼ同一平面内にある。

太陽:の質量は太陽系の99.9%を占める。太陽の直径は139.2万k 地球の109倍である。体積は地球の130.4万倍 質量は1.99×10の33乗グラム、地球の33万倍である。約50億年前に生れたと言われている。

水星:は太陽に最も近く、太陽からの距離は4600万〜7,000万km。88日で太陽を1周。質量は地球の約18分の1.赤道半径は2400km。衛星、大気はない。

金星:は太陽からの距離は1億821万km。225日で太陽を1周。直径は地球よりわずかに小さく質量は0.8倍。衛星はない最大光度は1等星の数十倍になる。

地球:の直径は、12,756km。太陽からの平均距離は1億4960万km。 全質量5,973×10の27乗グラム。太陽の回りを365.2563日の周期で公転する。地球が誕生したのは46億年前と言われている。軌道面と約66.56°の傾きがある。

火星:衝(しょう)の平均距離は7800万km15〜17年ごとの大接近には5,000万kmまでも近づく。24時間37分で自転。687日で太陽を一周。直径は地球の半分、質量は10分の1.2個の衛星を有する(デイモスとフォボス)

木星:質量は太陽の約1,000分の1、地球の318倍。直径は11倍、惑星中最大。自転周期は10時間、公転周期は11.86年。衛星は48個以上。ガリレイの発見したイオ・エウロパ・ガニメデ・カリストの4個は、ガリレイ衛星という。

土星:太陽系の惑星中二番目に大きい。29年167日で太陽を1周する。直径は地球の約9.4倍。質量は地球の95倍。赤道の周囲に薄い板状の多数の環が見えるのを特徴とし、環は固体粒子の集合体。そのほか35個以上の衛星がある。

天王星:太陽からの平均距離28億7000万km約84年で太陽を1周。質量は地球の14.5倍。27個以上の衛星と環を有する。1781年にF・W・ハーシェルが発見。公転周期は84.02年。直径は地球の約4倍。質量は地球の15倍以上。体積は50倍以上。

海王星:太陽からの平均距離45億km質量は地球の約17倍。8個以上の衛星をもつ。約165年で太陽を一周。赤道半径約2万4760km 地球の3.88倍質量は地球の17倍以上。体積は44倍をこえる。自転周期は16.10時間。衛星は13個ある。

冥王星:太陽系の準惑星の一つ。太陽からの距離は44億4000万kmから73億9000万km3個の衛星をもつ。質量は地球の500分の1.自転周期6日9時間。公転周期248年。